1) 地価（神奈川県：用途別の前年比）
- 比較している時期：令和7年（2025年）1月1日時点の地価公示の対前年（2024年1月1日時点）比
- 数値（神奈川県・平均変動率）：
- 住宅地 +3.4%（前年 +2.2%）
- 商業地 +6.6%（前年 +5.2%）
- 工業地 +6.2%（前年 +4.3%）
- 一次情報（県の公式発表）：神奈川県「令和7年地価公示結果の概要（報道発表資料）」に用途別の前年比が明記されています。
※上記資料は「前年（令和6年公示）」との差（前年比）を括弧付きで併記しており、増減方向と強さの確認が可能です。
2) 農地の価格動向（※公示対象外のため別統計）
- 比較している時期：2025年（年次）対2024年
- 数値（参考相場・県全体平均）：坪単価 1.2万円（0.4万円/㎡）で前年比 ▲23.9%
- 根拠：国交省「取引価格情報提供制度」の公開データをもとに、神奈川県の2007–2025年の農地取引事例（1,105件）を集計・可視化した相場ページ。最終更新：2025/7/31。
注：上記は実取引ベースの平均であり、「公示価格」とは性格が異なります。市場の標本構成により年ごとの振れが大きくなる場合があります。 土地ドットコム
3) 人口（総数・増減・年齢構成）
- 比較している時期：
- 総人口・世帯：令和7年（2025年）7月1日現在（推計）
- 年間人口増減：令和6年（2024年）中の増減実績（年報）
- 年齢3区分（年少・生産年齢・老年）：令和6年（2024年）1月1日現在
- 数値：
参考：国勢調査（2020年）の総人口は9,237,337人で、長期推移確認の起点に利用。 ウィキペディア+1
4) 新築マンション（供給・契約率・価格）
- 比較している時期：
- 2025年上半期（1–6月）対 2024年上半期（首都圏：1都3県）
- 月次（2025年4月・6月）：対前年同月
- 数値（神奈川県を含む首都圏統計）：
5) 中古マンション（成約動向）
- 比較している時期：
- 2024年通年（暦年）対 2023年
- 2024年度（会計年度）対 2023年度
- 数値：
- 首都圏の中古マンション成約件数 37,222件（前年比 +3.4%）（2024年暦年）。 reins.or.jp
- 首都圏の中古マンション成約件数 39,736件（前年度比 +8.6%）（2024年度）。 reins.or.jp
- （参考）地域差の指摘記事（都心一極、三県の伸び悩み傾向）は2次情報のため、一次統計での裏取りはREINS月報等で適宜補完ください。 毎日新聞マンションリサーチ
6) 賃貸オフィス（横浜）
- 比較している時期：2025年7月対前月・対前年同月（記述箇所により）
- 数値：
- 横浜ビジネス地区の平均空室率 6.17%（2025年7月、前月比 +0.07pt）、平均賃料 13,000円/坪（前月比▲0.22%）。地区別：関内 3.89%、横浜駅 3.74%、新横浜 5.89%、みなとみらい21 9.41%。 三鬼商事株式会社
- 参考比較：東京都心5区の平均空室率 3.16%（2025年7月、前月比▲0.21pt）。 三鬼商事株式会社ohkuraya.co.jpOCEANZ MANAGEMENT
- 新横浜の空室率が5%台となった2024年11月調査（3年4か月ぶり水準）も参考。 新横浜新聞
7) コンビニ・ドラッグストア等の「賃貸ニーズ」について
- ブログ本文では、立地別の相対的な強弱やロードサイド系の出退店基準に言及しましたが、店舗数の純増減など具体的な数値は提示していません。
- 仮に店舗数の時系列や新規出店の賃料水準等の定量根拠をブログに追記する場合は、以下の一次・公的ソースで確認可能です。
- 日本フランチャイズチェーン協会（JFA）：コンビニ月次統計（全国）
- 経済産業省「商業動態統計」：小売各業種の売上・店舗数
- 各社IR・出店ニュース：県内の出店・退店
（※必要でしたら、神奈川県内に絞った最新データを抽出して表で追記します）
目次
使い分けのポイント（公示・実取引・流通）
- 地価公示（1月1日価格）：基準地の鑑定評価による基準価格。住宅・商業・工業など都市用途が対象（農地は対象外）。 → 公示の前年比でエリア・用途の方向感を確認。
- 取引価格情報提供制度：不動産の実取引価格を匿名加工して公開。農地や市区別の細かい相場把握は**こちら（実取引ベース）**を用いる。 土地ドットコム
- REINS（流通）：中古住宅の成約データ。**中古マンションの実勢感（件数・価格・在庫）**を時系列で把握。 reins.or.jp+1
- マンション供給（不動産経済研究所・広建）：新築分譲の発売戸数・契約率・価格。月次・半期・年次の首都圏レポートが基礎資料。 不動産経済工業市場研究所+1
- オフィス（ミキショージ）：空室率・賃料の月次市況。横浜・みなとみらいの相場感を定点で確認。 三鬼商事株式会社
ブログ本文で使った各「比較時期」のまとめ（クイック表）
| テーマ | 数値・指標 | 比較時期（基準） | 主な出典 |
|---|---|---|---|
| 地価（神奈川・用途別） | 住宅 +3.4%、商業 +6.6%、工業 +6.2% | 2025/1/1 公示 対前年 | 神奈川県「令和7年地価公示結果の概要」 |
| 農地相場（県全体平均） | 坪1.2万円（前年比 ▲23.9%） | 2025年対2024年 | 国交省 取引価格情報（集計サイト） 土地ドットコム |
| 総人口（推計） | 9,222,299人 | 2025/7/1 時点 | 神奈川県「人口と世帯」 神奈川県公式サイト |
| 年間人口増減 | ▲6,110人、▲0.07% | 2024年中 | 神奈川県「人口統計調査結果（年報）」 神奈川県公式サイト |
| 年齢構成 | 年少11.4%、生産年齢62.7%、老年25.9% | 2024/1/1 時点 | 神奈川県「年齢別人口統計調査」 神奈川県公式サイト |
| 新築分譲（半期） | 2025上期：発売8,053戸、契約率66.6% | 2025上期対2024上期 | 不動産経済研究所（首都圏） 不動産経済 |
| 新築分譲（月次・神奈川） | 4月契約率78.6%、6月79.3% | 2025年対前年同月 | 広建コンサルタンツ 月報 工業市場研究所+1 |
| 中古マンション（暦年） | 成約37,222件（+3.4%） | 2024年対2023年 | REINS（首都圏） reins.or.jp |
| 中古マンション（年度） | 成約39,736件（+8.6%） | 2024年度対2023年度 | REINS（首都圏） reins.or.jp |
| 横浜オフィス | 空室率6.17%、賃料13,000円/坪 | 2025/7 対前月 | 三鬼商事（横浜市況） 三鬼商事株式会社 |
追記・修正の方針（ブログ反映の実務）
- 農地の章を修正
- 各数値の末尾に（期間・出典）を明記
- 例：「住宅地は+3.4％（2025/1/1公示・対前年、神奈川県）」のように、比較軸が一目で分かる書式に統一。
- 中古＆新築マンションは“首都圏統計＋神奈川抜粋”で二段構え
- 賃貸ニーズ（オフィス・店舗）
- オフィスは横浜の空室率・賃料を月次でアップデート可能。店舗系はJFA/商業動態統計で数表追加可（ご希望あれば抽出します）。 三鬼商事株式会社
参考（背景資料）
- 国土交通省「土地をめぐる動向（白書・年次）」：全国の地価・不動産市場マクロの背景把握に有用。 国土交通省
- 神奈川県「かながわ地価レポート」：**地価調査（9/1基準）**の長期推移表。公示とあわせて年2回の定点観測に。 神奈川県公式サイト
- 神奈川県「土地統計資料集」：県土利用の定義や統計出所の整理に。 神奈川県公式サイト
まとめ
- 公示の前年比（2025/1/1）は、神奈川の商業・工業が強く、住宅も堅調という構図（+6.6%、+6.2%、+3.4%）。
- 人口面は、総人口9,222,299人（2025/7/1）、**老年人口比25.9%（2024/1/1）**で、増減は微減。立地とターゲットの切り分けが重要。 神奈川県公式サイト+1
- 住宅マーケットは、新築の契約率は6～7割台でエリア選別、中古は件数増（2024年）。神奈川の月次でも契約率が7割超の月が散見。 不動産経済reins.or.jp工業市場研究所
- オフィスは横浜の空室率6%台、地区差あり（MMは9%台）。用途別の戦略設計（住宅・工業・商業・農地・店舗）がカギ。 三鬼商事株式会社